2023倫理共通テスト語呂合わせ解答解説

倫理
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共通テスト 倫理 2023

共通テスト 倫理 ゴロ解説

共通テスト倫理の問題をゴロで攻略しちゃう❤️

2023〜2021年の3年分

好評につき更に追加予定です。

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第1問 源流思想

問1 様々な宗教  1.③

①イスラーム:ムハンマド、アラビア社会の伝統的な多神教と偶像崇拝を否定

②ヒンドゥー教:バラモン教が民間信仰を取り入れて発展

③仏教:在家信者、五戒が行動規範として課せられ、出家信者にはさらに多くの戒律 〇

④ユダヤ教:モーゼが神の命令として十戒  ローマ支配下に救世主(メシア)待望

問2 人々の生き方  2.④

①パリサイ(ファリサイ)派:ユダヤ教の一派、立法の厳格な遵守

              ← サドカイ派:儀式を重んじる保守的な一派

②観想(テオリア)的生活に最高の幸福、知性的徳と習性的徳を区別

③ジャイナ教:不殺生の戒めを遵守、商工業者中心

④老子(道家):無為自然、小国寡民と知足

        村落共同体のような小さな国家、素朴で質素な生活に満足する生き方を理想 〇

問3 クルアーン  3.①

a 相手の方が優れているかもしれないから、人を嘲笑してはいけない

  「これらはそれらよりすぐれているかもしれないから、」

b 喜捨:貧しい同胞を助けるための宗教上の救貧税

問4 共存や共生 4.②

ア イエス:無差別無償の愛、アガペー(神の愛)、隣人愛(同胞に限定されない) 〇

イ 墨家:兼愛交利(広く他者を愛して互いに利益をもたらしあううべき)     〇

              儒家が説く差別的な愛(別愛)として批判

ウ ブッダ:一切が相互に寄り添って成り立つ縁起、無常無我 ×

バラモン教のウパニシャッド哲学:ブラフマン(梵)とアートマン(我)を一体とする。

問5 平等  5.⑧

ア ブッダ:一切が苦、苦しみ悩む生きとし生けるものすべて、一切衆生への愛、慈悲 

イ パウロ:十字架上でのイエスの死によって、人間の罪が贖われた。

 十字架による贖罪と復活の信仰  〇

ウ ブッダ:現在生きている生き物だけでなく、未来の生き物に対しても等しく幸せを願う。〇 

エ パウロ:信徒は全て神の子だから、平等 〇

問6 荀子(性悪説) 6.②

性悪説の立場から礼治主義、

人間が生まれつき持つ性質は欲望であり、生得的な善を備えていない、

    礼儀は学びによって後天的に習得し得るもの。

問7 ソフィスト、キケロ、自然法思想  7.②

ソフィスト重視:人間の欲求、自然本性:他人より多く持とうと欲張ること

キケロ:社会が崩壊することが必然:他人の不利益によって自分の利益を増すことが、自然に反し社会が崩壊するのが必然になる。

自然法思想:人類に普遍的に妥当する永久的な法

ストア派:宇宙を支配するロゴス

トマス・アクィナス:封建的位階秩序

問8 正義 8.④

a 正義、人と人との関わり合いがあれば、そこに不可欠なものとして求められるもの

・正義は人間相互の関係の中で、必然的に求められるもの

・人間の本性がどう考えられているか、そこから正義の考え方の違いも生じている。

b プラトン:感覚を通じて得られた事柄をそのまま受け入れる態度を批判し、魂を向け変えて物事の真の姿を探求すべき  洞窟の比喩

正義や心理の相対性

プロタゴラス:相互に対立するような二つの言論を成り立たせることができるとした。

荘子:善悪や是非と言われるものの価値の反転を考えた。

第2問 日本思想

問1 仏教  9.③

ア 最澄 すべて生あるものは仏となる可能性(仏性)を備えている  ×

イ 空也 諸国念仏、遊行、道を開き。井戸を掘り、死骸を葬り、阿弥陀聖と呼ばれた  〇

問2 日本の神々 10.

  1. ① イザナギ、イザナミ:より「上位」の天つ神の命令で生んでいる。 ×
  1. ② 天つ神は、より上位の神々の意思を問うたり、他の神々と相談したりして物事を決定 ×
  1. ③ 和辻哲郎:アマテラスを「祀るとともに祀られる神」と規定し、その尊貴さを肯定 ×
  1. ④ アマテラス:スサノヲの清き心を受け入れた。 〇

問3 念仏思想 11.④

称名念仏:阿弥陀仏の名を唱える。

観想念仏:阿弥陀仏や極楽を心に描いて念仏する。  源信、『往生要集』

専修念仏:もっぱら阿弥陀仏の名を唱えるべき    法然、浄土宗

南無阿弥陀仏と一声唱えるだけで往生が決定する。

一遍、「名号札」を配って踊念仏を広める。

往生の可否は信心と無関係、信心の起きない人でも念仏を唱えれば救われる。

問4 伊藤仁斎、古儀学 12.②

  1. ① 「礼儀により外面を整える。」 礼治主義、荀子
  1. ② 「あらゆる偽りを排す。」、「思いやりを持って接する。」 伊藤仁斎 真実無為、誠、仁愛 〇
  1. ③ 「人間の私利私欲は、厳しく慎まなければならない。」 敬を説く  朱子学
  1. ④ 「上下関係の秩序を重んじ、道理と心を一体とする。」 上下定分の理、天人合一 林羅山

問5 吉田松陰  13.①

誠を掲げて、自己の心情の純粋を追い求める、

「一君万民論」、誠をもって忠を尽くす。

山鹿素行:武士道を儒学により体系化、『士道』という武士のあり方を守ること。

山本常朝:『死ぬこと』に武士道の本質、主君に献身すること。

問6 明六社  14.②

森有礼:『妻妾論』、夫婦平等の権利と義務、欧米参考の近代的婚姻形態のルール

西村茂樹:『日本道徳論』、欧化主義に対して日本の伝統的儒学に根ざす国民道徳の回復

問7 西田幾多郎  15.③

「絶対的矛盾的自己同一」:「絶対的に対立するもの」が「矛盾しつつも同一性を保つ」

             有無を超えた絶対無の「場所」がある。

ヘーゲル、弁証法:現実の世界において、歴史の進歩に伴い、様々な矛盾は乗り越えられる。

問8 三木清  16.①

他者に向けられた問も自問自答も問いであることは同じであう。

問から答へ、答は更に問を生み、問答は限りなく進展してゆく。

第3問 西欧近代・現代思想

問1 ルネサンス  17.④

ア マキャベリ:政治を宗教や道徳から解放し、権力重視の統治と考える。 〇

イ ミケランジェロ:人文学者と交わり古典を学び、  ×

「ダヴィデ」などの作品で理想的な美しさ追及

ウ ボッカチオ「デカメロン」:感情や欲望を人間の本性として生き生きと描かく。 ×

ペトラルカ:イタリアの詩人、抒情詩「カンツォニエーレ」で永遠の恋人ラウラへの愛を歌う。

問2 アダム・スミス  18.②

②アダム・スミス:資本主義の経済原理に基づく、自由放任(レッセ・フェール)

「各人の利益」を追求する「自由な経済競争」に任せておけば、「見えざる手」によって結果的に社会全体の利益」が生まれる。  〇

③マルクス、エンゲルス:資本主義経済、「生産手段」を所有しない「労働者」がその「労働力」を資本家に売ると考えた。

④ファオイエルバッハ:「他者との関わり」の中で生活する「類的存在」として人間の本質を考えた。 

マルクス:資本主義は、類的存在である意識を人間から失わせる。

問3 規範や法  19.⑤

ア ベンサム:量的功利主義、「快楽を求め苦痛を避ける存在」である利己的人間の行為を規制する「強制力」 自然的制裁・法律的(政治的)制裁・道徳的制裁・宗教的制裁

イ ロック:イギリス経験論、政府への権力の信託に基づく社会契約説

      市民は政府に「立法権」や「執行権」を信託し、「抵抗権」と「革命権」を保持する。

ウ トマス・アクィナス(神学者):スコラ哲学を大成

    「この世界を統治する神の法」と「人間の理性によって捉えられる法」とは調和する。

モンテスキュー:フランスの啓蒙思想家、三権分立と立憲君主制

ルソー:フランスの啓蒙思想家、一般意思への服従による社会契約説

グロティウス:オランダ法学者、近代自然法の国際法の父

                人間本性に由来する人類普遍の原理として自然法を考える。

問4 カント 20.③

ドイツ観念論、

理論理性による自然法則の客観性と実践理性による道徳法則の必然性を明らかにした。

a 「自ら立法した道徳法則に自発的に従う。」 道徳法則に従うのが人間の自由

b 「各人が全ての人格を決して単に手段として扱うのではなく、

常に同時に目的として尊重し合う。

  「主観的な行動原則」、万人に該当するよう行為せよ、道徳法則の根本原理

イギリス経験論:感覚や知覚からなる経験から推論。

功利主義:「各々の欲求の充足」を最大限に追及すべき

ルソー:各人が「公共の利益」を目的として目指す「普遍的な意思」である一般意思への服従に基づく、社会契約説

問5 パスカル「パンセ」:モラリスト 21.④

人間の偉大さがその惨めさから引き出せるほど明白

 惨めさが偉大さから結論され、偉大さは惨めさから結論される。

幾何学的精神と繊細の精神を区別し、「人間は考える葦である」とした。

問6 レヴィナス  22.③

イリアとしての無意味な存在 ← 「汝殺すかれ」という倫理的な命令を呼びかける「顔」としての他者の存在

他社とは、「根本的に理解を超えた異質なもの」、「彼方から私をまなざす顔として訴えてくるもの」

ヘーゲル:人倫における相互承認、「お互いを自己同一的な人格として承認し合う関係」

アーレント:労働、仕事、活動を区別、「生きるための労働の領域から出て、活動の主体として公共空間に自らの顔を出して発言」

問7 シェリング(ドイツ観念論)  23.①

『人間的自由の本質』

人間は、「善と悪の両方の可能性を自らの内に等しく持っていて、そのいずれかを選択する決断を下さざるを得ない点」で「自由な存在」

問8 自由の特徴 24.①

・自由には、ある種の制約も私たちの自己決定を保障するためには必要

・自由の中で迷うことにも意味がある。

・不安になっても自由を手放さず、迷いながらも自分で決定していく。

第4問 現代の課題

問1 家  25.③

ステップファミリー;血縁関係のない家族

アメニティー:生活環境の快適さ

ディンクス:共働きで子供がいない夫婦

ユニバーサルデザイン:全ての人が使いやすい環境をデザインすること

問2 個人 26.

ア シュプランガー:「自我の目覚め」

 「青年ほど、深い孤独のうちに、触れ合いと理解を渇望している人はいない。」

イ ホリングワース:「心理的離乳」、「青年が親など周囲の大人への依存を離れて精神的に独立」

マーガレット・ミード(アメリカ文化人類学者):文明社会で見られる青年期の葛藤現象が未開社会では見られない。

サリヴァン(アメリカ心理学者):対人関係の理論、自我が成長過程で他者との交流と通じて安定を得る。

問3 子供の資質や環境と将来の成功  27.②

マシュマロを食べるのを我慢できる時間の長さより、家庭の経済状況の方が、将来の成功との関係が深い。

問4 貧富の差に関わる思想や問題  28.③

ア セン(インド生まれのイギリスの経済学者):開発と貧困の問題、識字能力や自由な言語能力の育成が必要、人間の潜在能力の開発と発展

イ 南北問題、途上国がモノカルチャー経済から脱却できず、「貧困層」が「飢餓」に苦しむのは、「農業」が先進国に輸出するための商品作物」の生産を優先しているから。

問5 文化、宗教 29.①

ア ホモ・レリギオースス:宗教人、「神に祈りをささげる」という「宗教的営み」に重きを置く人間のあり方を表現  〇

イ 文化相対主義:それぞれの文化に固有の価値があり、優劣はない。  ×

ウ カルチャー・ショック:異文化体験で生じる心理的葛藤 ×

ハンチントン:文明の衝突

問6 ロールズ:「正義論」 30.①

無知のヴェール、公正としての正義、平等な自由の原理・公正な機会均等の原理・格差の原理

天性の強みを生まれつき授かるか、強みが若年期に発達し育つか、道徳的に重要な根拠があるわkではない。

  1. ① 均等な機会の下での競争の結果、最も恵まれない境遇を改善する場合にのみ不平等は許容される。」 「人の道徳的価値は才能や技能に対する需要で決まるものではない。」 〇
  1. ② デリダ:二項対立的な図式を問い直した。ロゴス中心主義を批判  ×
  1. ③ 功利主義:社会全体の効用を最大化する。 ×

問7 努力  31.③

a 男女を問わず、1988年よりも2013年の方が、努力は報われないと考える人の割合が増えている。

b 生活水準が悪化したと感じている人ほど、努力は報われないと考えている傾向が強い。

問8 社会の仕組みや構造  32.②

  1. ① マッキンタイヤ:コミュニタリアニズム(共同体主義)の先駆け、共同体を善とする社会の在り方   ×

 

ドゥルーズ、カタリ:アンチ・オイディプス、現代資本主義社会、無意識的な欲望の流れ、法や道徳が機械の部品のように作用して制御

  1. ② ボードリアール:脱工業化が進展した現代社会、モノがその有用さにおいて使用されるよりも、他者との差異を示すための記号として消費される構造
  1. ③ デューイ:アメリカプラグマティズム、

創造的知性の重視、新しい価値を創造する教育のあり方

フーコー:凶器を理性から区別し排除、「近代社会が成立」、学校や職場での教育や規律が、

「人々の自発的な服従」を促す不可視な権力構造

  1. ④ ソシュール(言語学者):言語(ラング)と発話行為(パロール)の関係を明らかに

レヴィ―ストロース:南米諸部族の親族関係や神話の分析、未開社会を基礎付ける複雑な思考の構造を野生の思考として明らかに

問9 運と努力  33.④

a 運の違いが生む格差を、「社会のあり方で変わるもとと捉え、社会ができる限り埋め合わせる」のが望ましい。

G:運の違いが生む格差は、社会が埋め合わせするべき

b そうした格差については、「社会も無視できないけれど、努力が報われることを重視する」のが望ましい。

H:努力も全て運次第だからという理由で、努力する人がしない人と同じ扱いを受けるとしたら、それはやはり不公平じゃないか

c 運の違いが生む格差を社会が「埋め合わせなかったら、自分自身が選んだわけではない家庭環境などで評価が決められてしまう社会にかりかねなくて、」お互いを尊重できなくなるかもしれない

G:幸運な人と同じだけ努力した不運な人は、格差のせいで幸運な人に追いつけないようだと、不運な人の努力は評価されていないとも言える。

d 運の違いが生む格差を社会が、「埋め合わせる中で、努力まで運のおかげだということになると、努力する人は、自身が適切に評価されていないと感じてしまって、」人々がお互いを尊重できないと思っていた

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